2017年04月04日

喫煙文化研究会「たばこはそんなに悪いのか」

「たばこはそんなに悪いのか」と開き直られると、「悪い」と答える人が大多数で、私もそのうちの一人。
肺がん、心臓や血管系の疾患などの原因になることが証明されている。
最近ではたばこを吸う人たでけに悪い害があるのではなく、「受動喫煙」が大きな問題となっている。
いかに「喫煙文化研究会」があれこれ書こうとも、「悪い」のは「悪い」のである。

しかし、たばこは合法的に売られているし、喫煙者が犯罪人なわけではない。
こう世間が「禁煙」一辺倒になって、喫煙者をまるで犯罪人扱いするというのは、感情論も入っているのではないかと思われるし、全部右に倣えとうのが嫌いな私なので、少しは喫煙者の意見も聞いてみようかと、この本を手に取った。
読んでいて、我田引水気味ではあるけれど、彼らには彼らなりの論理があるようだ。

そもそも喫煙が体に悪い、肺がんになるという根拠に彼らは疑問を呈している。
ここ20年以上は禁煙をする人が増えている。にもかかわらず肺がん患者も増えているのだ。、といいいうことはたばこだけが原因ではないのですはないか?
いろんな医学的統計が出されているが、統計のウソがあるのではないか?
「理系」の人間が医学的根拠だけで喫煙に反対するが、もっと「文系」でものごとを考えると、喫煙・禁煙に対して違うアプローチができるのではないか?

一所懸命に彼らなりのロジックを組み立てているのだが、ロジックとは言えないなぁ。
でも彼らの気持ちはわかる。つまりは現在の「禁煙ファシズム」に抵抗し、喫煙の自由を求めているのだろう。
駅のホームのガラスボックスの中で、必死の形相でたばこを吸っている人を見ると、「あぁ、そんなにまでして吸いたいのね」とかわいそうになる。
この本には受動喫煙に関しては、「分煙」で充分とああるが、それには反対だ。
だって煙は流れるもの、たばこの煙が嫌いな人は分煙では納得しないだろう。

ただこの本にはちょっと面白い引用があった。
健康のための医療介入ってとても多くなっている。やれ、塩分を少なくしろとか、コレステロールに注意しろとか、歩きなさいとか、このところは糖質を控えるようにとも言われるようになってきた。
これに関して興味深いデータがあるのだ。それは「フィンランド症候群」と呼ばれるもので、フィンランドの保健局が行った実験で、40〜55歳の健康な、しかし心血管系疾患になりやす因子をもつ社会的ステータスが同等な管理職1200人を600人ずつの2つのグループに分け、一方にはなにも健康アドバイスをしないで放置、一方には医師が健康管理やライフスタイルのアドバイスで健康介入するというもの。
どんな健康アドバイスかというと、禁煙、食事内容、運動など。そして4か月ごとに担当医を訪れて検査を受け、問題があれば高血圧や高脂肪血症などの薬をもらう。
放置された方は、健康調査票の提出のみ、なんのアドバイスも受けなかった。
15年間の観察結果がどうなったか?
総死亡数は、放置のほうが46人、介入されたほうが67人。(そのなかで癌死は、放置のほうが多いが)。

このデータをこの本で出したということは、「あんまり『健康に悪いから禁煙しろ』なんて言うなよ」と言うことなのだろう。
私に言わせれば、「元気でいたければ、なるべく病院へ行くな」と言うこと。むやみに検査したり薬を飲むなということですね。

説得力があったかどうか、それは読者に聴かないとわからないけど、たばこが合法である限り、吸う自由はあるはず。
禁煙を尊重してもらいつつ、喫煙も尊重できるような折衷案があればいいのだけれど。。
そうそう、あの養老孟司さんも愛煙家。彼は「喫煙可にはアルツハイマーが少ない。それはたばこが脳に直接効いているから」と帯に書いている。
それって本当?
posted by 北杜の星 at 07:15| 山梨 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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