2017年07月08日

ハッチの週間身辺雑記

北九州地方は大きな豪雨被害ですが、このブログを読んでくださっている方々はご無事でしょうか。
最近は地球全体の気象が狂っています。いつでもどこでも、そして誰もが被害にあう可能性があります。
私の住むここには大きな河川はないので洪水は起きないですが、山林なので土砂崩れはあるかもしれません。
どんな備えをすればいいのか?どこに避難すればいいのか?物資はどう調達できるのか?確認しておくことも大切ですね。

被害にあわれた方々には申し訳ないのですが、こちらは大雨は降ったものの平穏です。
一週間前の土曜日、映画を見に行きました。映画といってもロードショーではなく自主映画です。
私は目が不自由なので、はっきりと画面はわからないのですが、それでも瀬戸内のきれいな海を感じることができました。
映画は「祝福の海」というタイトル。
31歳の東条雅之監督が撮ったものです。

山口県長門市で自給自足で暮らす「百姓庵」では、農作物ばかりではなく、塩もつくっています。
命の源の海。その海水を釜で煮てつくらる塩は、人間の体液と同じ塩分濃度。ミネラルいっぱいの塩です。
「百姓庵」でく暮らしていた東条さんはやがて、原発反対運動の島として知られる祝島のことを知ります。
祝島は長い間中国電力の原発建設に反対し、島のおばあちゃんやおじいちゃんが「海をお金では売らない」と、島の自然を守ろうとしているところです。
原発ができると、そこからの廃液の流出で、海水温が7度上がるそうで、そうなれば漁業はできなくなります。
反対派もいれば推進派もいて、島は必ずしも一枚岩ではなく、お互いの反目も強いものがあるのでしょうが、最近ではIターンやUターンの若者たちが移住してきて、おばあちゃんたちと一緒に闘っています。
若い彼らは島のお年寄りからたくさんの生活上のことを教えてもらってもいます。
彼らの輝く顔を見ていると、こちらまで希望が感じられハッピーになれます。

なにより海が美しい。
岡山や広島は産業都市なので、瀬戸内海には工業地帯がならんでいます。
でも山口の祝島あたりの海は本当に自然に溢れているのですね。この海を見ると、誰でも「これを守りたい」と感じると思います。
私は塩が大好き。もう40年近く前から、世界各地の塩を試しています。それを知る友人たちは旅行に行くと、私へのお土産に塩を買って帰ってくれます。
映画の百姓庵の塩づくりを見たら、もう我慢ができずに、さっそく注文しました。
この春にできた塩2種類。
春になると海には藻が出ます。その藻と海水を一緒に煮詰めてつくる「藻塩」。
それともう一つはあのあたりの藻で有名な「アカモク」の「藻塩」。これはちょっと貴重な塩だそうで、食卓でのかけ塩として使います。
これまでも山形県で買った藻塩が美味しくて、なんであれはあんなに美味しかったのだろうかと不思議だったのですが、藻って、味が出るんですね。
昆布ほどではないけれど出汁がでる。それを煮詰めることで味が凝縮されて、さらに美味しくなるのだそうです。
そういえばフランスのゲランドでも藻入りの塩がありますね。
そして良い塩は、海だけでなく海にそそぐ川も大切。
汽水域でとれる塩は美味しいんです。山口県長門市の塩も汽水域です。
これも南フランスのカマルグの塩は汽水域の塩。
カマルグの塩は毎年、友人がプレゼントしてくれ、いつも我が家のテーブルにあります。
(ちなみに、日本の塩で塩化ナトリウムが少なくてミネラルが最も多い塩は、「粟国の塩」のようです。「雪塩」はその次くらいかな)。

映画上映に際して、東条監督が和歌山からわざわざ八ヶ岳までやって来て、挨拶をしてくれました。
そのときに彼が話したことが、私にはちょっとした衝撃でした。
彼は大学は北海道大学だったのですが、「卒業後、仕事以外に、どんなテーマを持って人生を生きようかと考えた」と言ったのです。
仕事を選択するのでさえ一大決心なのに、そしてそれすらままならないのに、彼にとっては「人生のテーマ」がそれ以上に重要だったのです。
。。若い頃、私はとてもとてもそんなことは考えていなかった。
今の若いひとはなんてすばらしいのだろうと思いました。
こういう若い人たちにこれからの地球を託せるのは、本当にうれしいことです。

私の住むここ八ヶ岳の北杜市長坂町は、日本の国蝶のオオムラサキの生息地です。
今年も我が家んテラスに飛んで来てくれています。
蝶は苦手な私でもオオムラサキが来ると「今年も来てくれてありがとう」という気持ちになります。
私の目にもオオムラサキは他の蝶とは違うのがわかります。というのは、飛び方が違うんです。
てふてふと翅をわさわさするのではなく、どう言えばいいのか、まるでコウモリのようにすーっと飛ぶのです。
オスの方がきれいなのは自然界の常ですが、あまりオスは見かけず、飛んで来るのはいつもメスの方ですが、それでもうれしい。

うれしいと言えば、今年はホタルがたくさんいます。
時期が良かったのもあるし、風がなかったことや新月だったこともあって、田んぼの用水路にたくさん飛んでいました。
友人夫婦を誘ったのですが、彼らは初めてこんなにたくさんのホタルを見たと感激していました。
田んぼにホタルが多いということは、農薬が少なくなったのかな。
日本のホタルははかなくていいですね。
イタリアでホタルを見たことがあるのですが、点滅しないでずっと点灯しているホタルで、しかもその灯りの大きなことったら、風情がなさ過ぎ。
ずっと点灯しているのでは、見るのにも飽きちゃいます。

そうそう、書きわすれるところでした。
今週は、東京から友人が遊びに来てくれました。
その日は夫がゴルフで(そのゴルフにも私の友人が参加してくれたののですが)、小淵沢駅までのお迎えは、裏の山荘のSさんが引き受けてくださいました。
小淵沢駅は新築されて駐車しにくくなっていたりと、ちょっとまごつきましたが、古い駅舎は壊すのでしょうね。本格的な夏のリゾート・シーズンには間に合えばいいですけど。
お世話になったのでSさんにも来てもらって、テラスでネパール・チキン・カレーのランチを一緒にしました。
さいわいお天気がまぁまぁだったし、山も見えたし、東京はものすごい暑かったらしいので、友人がリフレッシュしてくれたのならよかったです。

そんなこんなの、自然を大切にしなければと思った、一週間でした。

posted by 北杜の星 at 07:26| 山梨 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ハ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする