2017年12月14日

日高敏隆「ネコの時間」

動物生態学や行動学の本を読むのが好きだ。
といっても、全般的に「飛ぶ」ものはなんでもコワイ。昆虫や鳥は遠くで飛んでいるのをミ見るのは平気だけど、近くでブンブンしてると苦手。トンボもチョウにも触れない。
動物も、ネコ科、熊、ペンギンは大好き。それ以外にはさしたる愛があるわけではない。
それでもこの同じ地球に生きるものとして、彼らがなぜこの世に生れたか?なぜ存在しているのか?またどのように暮らしているのかには、大きな興味をもっている。
なので、京都大学の人類猿研究者たちや、河合先生、山際先生の著作を読むのは楽しかったし、この日高先生が亡くなった時にはとても残念だった。

本当に、つくづく思う。
なんとさまざまな生物が地球にはいるのだろう?
それらすべてが生命連鎖で繋がりながら、全体の大きなシステムとなっている。そのトップにいるのが人類だが、今や人類の傲慢さによって彼らを生存の危機に陥れている。
それはゆくゆくは人類の存在にも及ぶはずなのに、愚かな私たちは気付いていないふりをしている。

日高さんはずっとネコを飼っていて、彼らを観察していた。
「ネコに自意識はあるか?」「ネコたちの認識の世界」・・
ネコに自意識はあります!これは断言できる。
なにかに失敗すると「あ、見られたか?」と繕うのだ。明らかに失敗したことを羞じている。
また認識もできていることは多い。例えば私たちはイタリアからテラコッタ製のネコを買って帰ってテラスに置いているのだが、それを初めて見た我が家のネコは背中をいからせて「フーッ」と威嚇の声をあげた。
しばらくして「なーんだ、本物じゃないんだ」と興味を失って離れた。
ということは、自分の姿をちゃんと認識し、同じ姿のものを同じと認識しているのだろう。

ネコだけでなく、ドジョウ、カタツムリ、ギフチョウ、ホタルなどの事例が出ているが、最も我が家に関係があったのは「動物の予知能力」の話。
毎年秋にになると、このあたりの人は「今年は雪が多いよ、カマキリが高いところに卵を産んでいるから」と言い合う。
その冬の積雪量に応じて、雪に埋もれない高さに卵を産むのがカマキリの生態だと言うのだ。
しかし生物学の専門家である日高さんですら、これは実証されているわけではないと思っていた。
だが新潟県のある人が(学術的には門外漢の人)が10年かけて新潟県各地でカマキリの産卵を調査した結果、それは「伝説」ではなく事実だったそうなのである。
雪が少ない年は低く、多い年には高く、卵を産みつけることがわかった。
その人は新潟のカマキリだけではなく、温暖な土地のカマキリを寒冷地の新潟に移し持って来て観察してもいるのだが、それらのカマキリもちゃんと高いところで産んだという。
この観察と統計によって、彼はある大学から博士号を授与された。

うーん、カマキリの話しは本当だったのか。
気になるのは今年の卵の高さだ。

ちょっと楽しい話し・・夫がネットで見つけた犬とネコに関するジョークです。
犬「人間は僕にご飯をくれ、撫でてくれ、愛してくれる。人間は神様だ」
猫「人間は私にご飯をくれ、撫でてくれ、愛してくれる。私は神様だ」

posted by 北杜の星 at 07:01| 山梨 ☀| Comment(0) | ハ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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