2017年12月30日

ハッチの身辺雑記

北の地方は大荒れだったようですが、こちらは風が少々強いくらいで雪が降ることもなく穏やかな1週間でした。
クリスマス・パーティが終わって、ぼちぼちと家の掃除にとりかかっています。
いっぺんに全部はもう体力的に無理なので、例えば床磨きは3回に分けてとか、今日は水回りだけとか、レンジフードだけとか集中攻撃。
ただ目が見えないということは、汚れも見えないということ。
そこは夫に汚れ箇所を教えてもらいながらしています。

その夫、いよいよ来年3月に事務所を閉じることになりました。
今年の5月に、設立当初からお世話になっていた税理士さんがお亡くなりになり、その時点で終わりにするのかと思っていたのですが、なんとなく続けていて、でも大学の先輩である共同経営者のMさんももう74歳。そろそろいいのでは?ということになったのです。
会社をたたむに当たってはすべきことが山積していますが、それは会計士さんが教えて下さるので、その通りに動けば解決するでしょう。

事務所をしている間には「バブル」の時期もありました。
でもMさんも私の夫もお金には固執しない人間で、お金よりむしろ「時間」が欲しいと、会社の利益が上がるとお金の代わりに休暇を取っていました。
1カ月を有給で休んでヨーロッパに旅行に行くとか、夏休みを1カ月もらったり、GWや年末年始にはそれぞれ2週間ずつ休んで山荘で過ごすとか・・
だから貯金は全然できていませんが、思い出はたっぷりできました。

でも事務所は閉鎖しても、夫はここ八ヶ岳の地元の会社のデザイン・コンサルの仕事を引き受けていて、別荘建築の設計をお手伝いすることになっていて、まぁ、自分がゴルフをするお小遣いくらいは稼ぐようです。
ここらあたりはサラリーマンとは違って、「手に職」ですね。
お金もですが仕事をすることで少しでも社会と繋がるのは良いことだし、ボケ防止にもなると思います。

一応3月末で一区切りつくので、4月中旬から1カ月弱ほど、イタリアに行って来ようと思っています。
飛行機も予約しました。
今回はずっとレンタカーではなく、一つの町に10日間くらい滞在し、その間に遠出をしたかったらその時にレンタカーを借りようと考えているのですが、そのレンタカー、70歳以上だと借りる値段がぐんと上がるんですって。
海外旅行保険も70歳以上だと高くなるし、ツアー参加は別として、高齢者の個人旅行はいろいろ大変です。

来年4月なんてまだまだ先のこと、と思うのはとんでもないことで、泊りたいホテルはすでに予約が取れない状態なのです。
世界中の人間が旅行しているんでしょうか?
とくにイタリアはすごいです。ヴェネツィアなんて爆発的な観光客増加で環境が悪くなり、もし環境改善できなければユネスコから世界遺産登録を外すと勧告されているほどだそうです。
ヴェネツィアの観光スポットの写真を見ると、それはもう押し合いへし合いの混雑ぶりで、特別なイベントのある日ではなくいつもこういう状況だとか。
私たちはもうそんな人でいっぱいのところには行きたくありません。
田舎の小さな町を巡るつもりですが、それでも以前に較べるとどこも観光客が多くなっています。
以前は、ヨーロッパに旅行する時に、ホテルの事前予約をしたことはありませんでした。その町に着いてホテルの部屋を確かめて、そしてチェックインしたものです。
ドライブして疲れた夕暮れ、そこで泊ろうということでOKだったのです。そういう場合に思いがけず素敵なスペインのパラドールに泊れたり、ブルゴーニュの5室だけの素晴らしく料理の美味しいオーベルジュに泊れたりしたけど、あんな体験はもう今では不可能なのかもしれません。

この旅行、途中の10日ばかり友人夫婦が合流します。
一緒にレンタカーで、トスカーナやウンブリアの小さな町や村を歩くのを楽しみにしている二人なので、こちらもワクワクしています。
キッチンつきのアパルタメントを借りているので、夕食は軽くすますこいとができます。
お昼にしっかりコースを食べると、夜は軽く済ます方がいい。
長い旅行で何が負担かというと、毎日「ご馳走」が続くこと。
だから私たちは旅行中、ふだんは地元の人たちが行く普通の食堂。(それでもコースなのですけどね)。数日に一度、ちょっと評判のレストランへ、というパターンで過ごしています。
昔に較べつとどの国でも食事を簡便にできるようにはなっています。
サラダ一皿で出る人も多く、お店の人もそれはそれで仕方ないことと納得しているようですが、1970年代にイタリア暮らしをしていた夫にはどうしてもそれができないところがあって、お店に入るときちんとデザート、エスプレッソまでが「食事」と考えているので、スープだけサラダだけの食事はありえないのです。
(ちなみに、サラダ一皿という客は外国人観光客で、イタリア人の客はちゃんとしっかり食べていて、日本人のひょうにシェアも決してしません)、
だから夕食のためのキッチン付きのアパルタメントはありがたい。
それにアパルタメントならホテルの部屋と違って、寝室だけでなくキッチン付きの居間があるので、居住性も良いです。
タオルやシーツ交換もしてくれるし、頼めば掃除もしてくれるし、何より良いのが、洗濯機とアイロンがあること!
長い旅行だと洗濯もの、たまります。トップスやボトムなどの大物はクリーニングに出すとしても、パジャマや下着は自分で洗いたい。

とにかくこれは、夫への「ごれまでごくろうさま」のプレゼント。
これほど長い旅行は最後かもしれないので、ゆっくり楽しんでほしいと思っています。

夫に「今年1年はどうだった?良い年だった?」と訊ねると、「うーん、10月に風邪を引いた」との答え。
風邪が一番悪い出来事だったなんて、つまりは何事もなく過ごした一年ということですよね。
私にとっては、ハッチが1月末に天に召されて寂しくなったけれど、「あっぱれ、ハッチ」とほめてあげたいほどの大往生には何の悔いもなく、ただただ「20年以上一緒にいてくれてありがとう」の気持ちだけが残っていてます。
視力はぐんと落ちているけど、家の中では普通と同じくらいに暮らせているし、念願の台湾旅行も楽しんだし、平和な一年でした。
「さぁ、来年も頑張るそ」という意気込みなどはまったくなく、穏やかな日常が続くことを感謝しつつ願うだけです。


posted by 北杜の星 at 08:08| 山梨 ☀| Comment(0) | ハ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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