2010年02月14日

佐藤よし子「素敵生活の英国式ハウスキーピング」

著者の佐藤よし子氏は1954年生まれ。
高校卒業後イギリスに渡り、フィニッシング・スクールの講師を養成する専門学校に入学。
そこで得たマナーや、ハウスキーピングの知識が、この本には紹介されている。

いまどき、フィニッシング・スクール!?
ちょっと時代錯誤な感じは否めないが、キャリアを積んで専門職で頑張っている人にも、ハウスキーピングは必要だ。
知っていて損はない有意義な事だってあるはず。
もちろんこれは女性だけに役に立つのではなく、男性もこういう本を読むと、目からウロコの勉強ができるだろう。
ただ、この英国式のマナーや技術が、全世界でのスタンダードというわけでは決してない、と私は思うが。

私が東京を離れてここ八ヶ岳の麓に越してきてほぼ一年がたつ。
ものを極力少なくして暮らすように心がけているのと、散らかす小さな子供は居ないので、そう乱雑なわけではない。
それでも、節分の豆がソファやベッドの下からいつまでも出てきて、ハッチ君が嬉々として追いかける。
一見きれいなのと、本当にきれいなのは、全然ちがうんですよね。

いい加減に見えるイタリア人の掃除の仕方はスゴイ。
一週間に一度は、全ての家具を動かして、徹底的に床を磨いている。
いつでも部屋は片付き、美しく保たれている。
イタリア人とイギリス人では、美しさのテイストが微妙に違うので、好みは人それぞれだが、私にはイギリスの家庭にある壁紙よりは、イタリアの塗り壁の方が好ましい。
イギリスに住んでいるときはイギリス趣味だったけど、今はイタリアのシンプルな素朴さや、また真逆なモダンなインテリアに惹かれる。

アイロンかけのこともこの本には出ているが、日本人はアイロンをかけない人種です。
イタリア人なんて選択したものすべて、ソックスにもちゃんとかける。
ちなみに私もアイロンかけは大嫌いにもかかわらず、かけている。
ヨーロッパの家庭にはちゃんとアイロン部屋がある家も多く、そこにはシーツやテーブルクロスなどの大きなもの用のアイロンが設置してある。
上にコンセントがついていて、まるでクリーニング店のようだ。

日本の主婦って、怠け者なのかな。
部屋は整理整頓されていないし(これはまぁ、モノが多すぎるという理由もある)、食事はテイクアウトのお惣菜だったり、「生活」を楽しんでいないというか、「生活」を義務のようにとらえている。
これって、つまんないと思う。「生活」は楽しまなきゃ。

上野の「阿修羅」を長い列を作って見るのが「文化」ではないんだよ、と言いたい。
「阿修羅」を見るためにエネルギーを使って、帰りに出来合いのお惣菜を買って帰る・・それって貧しくない?

はい、私もこの本を読んで、ソファやベッドの下から節分の豆を一掃いたします。
posted by 北杜の星 at 08:16| 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | サ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

英国流ハウスキーピングに学ぶ
Excerpt: 英国式15分家事術ハウスキーピング グローブ母から学んだ、きちんときれいな暮らしかた舞踏会に行きたくなったら 生活美人英国流、質素で豊かな暮らし方イギリス人の知恵に学ぶ夫がしてはいけない181のこ..
Weblog: ライフスタイルblog彩り
Tracked: 2010-05-07 13:21
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。