2017年06月12日

八ヶ岳デイズVOL12

信州には大人のための情報誌「kura」という雑誌がある。
十数年前からの月刊誌で、写真、文、装丁などとても美しく、本屋でつい手にとってみたくなる本だ。
毎号同じような内容といえばそうなのだが、これだけ長い間発刊し続けているのだから、ファンが多いのだろう。
kuraを見るたびにいつも、八ヶ岳にもこういう情報誌があればいいのにと思っていた。
そう思う人が多いかったのか、「八ヶ岳テデイズ」ができ、12号にもなっている。
まぁ、正直にいえばkuraには負けてる。
でも私の住む八ヶ岳の情報誌なんだもの、応援はしたい。
それで今回、このムック本を紹介することにします。

vol12の特集は、「野辺山から麓の町までハイキングいしょう」。
野辺山にはJR小海線が走っていて、この駅は日本でもっとも教皇の高い駅として知られている。
八ヶ岳は標高3千メートル級の山々がそびえる連峰なので、本格登山もできればトレッキングもできる。
けれど今回はもっと緩いハイキング。
ゆっくり歩くから出会えるものもある。
お年寄りや小さな子ども、障害のあるひとでも楽しめるように、リフトやカートを利用してのハイキングコースだってある。
標高1900メートルの清里テラスで飲む珈琲。
やまびこが聞こえる場所。
美仏に会う道
歩くのに疲れたら天然温泉もある。

この本を見ていたら、「なんて私は素敵なところに住んでいるんだろう!」とうれしくなってくるし、誰彼となく自慢したくなってくる。
東京や横浜などの都会からの移住希望率が高いところだけあって、本当に素晴らしいところ。
山、森、空、水、星・・どれもどれも美しい。
大昔、縄文の時代からここはそういう土地だったのだ。

自然以外にも、ちょっと行ってみたい食事処も載っている。
先週そのなかの一店を訪れようと探してみたのだけれど、どうしても見つからず、あえなく近くにあるいうもの店で食べたのだけど、最近はどんどん新しいお店が出来ているようだ。
東京の外苑前にあった7年連続ミシュラン★★★の和食屋もこちらに移転してくるそうだ。
海がないので魚だけはないが、豚肉、鶏肉や卵は地産で有名なものがあるし、山梨は野菜と果物王国だ。
山菜やキノコ、それにジビエだってOK。料ずるに不足ない材料が揃っている。

こういう本を読んで初めて知る郷土史があるんですね。
たぶん小学生などなら、地元の歴史を学校で習ったり、野外学習でいろいろ学ぶのだろうけれど、移住組の大人の私たちにとってはなかなか知ることのできない情報を手に入れられるのがうれしい。
北杜市には将軍に献上する馬の飼育をしていたところがあったそうだ。北杜市の東の高根という町や北杜市の隣の韮崎市にあったという。
今でも北杜市の小淵沢は馬術クラブがあって、近くの武田信玄の棒道は舗装していない自然の道なので、週末には馬に乗って歩く人をよく見る。
その姿を目にすると、ヨーロッパの田舎に居るような気分になる。

八ヶ岳ではなく南アルプスの麓には、やはり献上米を作っていた地域があって、ここの米は収穫量が少ないものの、美味しいことで知られている。
南アルプスの伏流水で作る米は、農薬を極力少なくして栽培できるし、まったく無農薬でつくっている人も多い。
名水の地としても、ここ北杜市は有名なのですよ。

私はここで生れ育ったわけではないし、おそらく終の棲家にもならないと思っているのだけれど、現在住んでいる土地を愛したい気持ちは大きい。
そのガイドをしてくれる「八ヶ岳デイズ」、頑張れ!とエールを送ります。
posted by 北杜の星 at 07:34| 山梨 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ヤ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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