2017年11月09日

伊藤まさこ「おいしいってなんだろう?」

伊藤まさこさんはライフ・スタイリストというのか?アラ・フォー女性たちから大きな人気と信頼を得ている女性で、子育て中のあれこれや料理、生活用品などについて、彼女をお手本としてきた人たは多い。
彼女、数年前までは信州松本で、ある木工作家と暮らして、すっかり松本暮らしを満喫していたみたいだったけど、現在はどうなったのか?
松本を離れたという話も聞くのだけれど。。

でも例え松本を離れて住むようになったとしても、都会ではなく地方都市、それも文化の香高い松で暮らした経験は、きっと彼女のなかにいつまでもとどまることと思う。
水、空気、食材、人々・・すべてがそれまで彼女の暮らした東京とは異なるものがあったはずである。

この本には彼女なりの「おいしい」が、数人の人たちとの対談を通して、浮き彫りにされている。。
料理上手の実家のお母さんに育てられたことが、なによりも彼女の「おいしい」の原点になっている。
そのお母さんは、じつに丁寧に料理を作っていらしたそうだ。
そう、料理って丁寧さが大切なんですよね。
もちろん素材によってはパッパと思いきり良さが必要だけど、素材の下ごしらえなどを丁寧にするのは本当に大事なことだと思う。
お母さんはその食材を、普通の調味料で、普通に作っていたという。
普段のご飯のおいしさって、まさにそういうこと。特別でない普通のものが、毎日の食べものとして身体に沁み込むのだ。

そんな彼女も20代のころは毎日のようにフレンチ・レストランに行っていたそうだ。おりしもバブルの絶頂期。
けれどそんな時期であっても彼女はグルメ本で紹介される新しい店を開発するよりも、気に入ったシェフの料理を食べ込む方向性が強かったそうだ。
そういうのって、わかるような気がするなぁ。季節ごとにどんなものを食べさせてくれるのか?
私にもTというフレンチのそんな存在のシェフがいた。

でも伊藤まさこさん、現在は新橋の定食屋さんに月に一度は通うという。
定食親さんがおいしいというのは、けっこう難しんですよ。普通に美味しいものを普通に美味しく食べさる店といのは、あるようでないんです。
米、味噌、ちょっとした付け合わせ・・そういうことすべてに気を使うのはすごい労力だから。
最近は私たち夫婦も、小洒落た店より、こんんな定食屋さんが貴重になりました。

彼女、断食もここで経験しているんですね。
3日間だけの断食だけど、きっと身体の変化を自覚できたはず。
私も高熱で寝込んで、まるまる4日間、水しか飲めなかったけど、心身が浄化された実感があるもの。
それにしても彼女、とても良い鍼灸の先生にかかっているようで、10日間肉食が続いた後に治療に訪れると、その先生、「蛋白質の多い食べものを食べた顔してますね。」と言い、とうぶん野菜だけにしなさいと言い渡されたそうだ。
そういう先生がついていてくれるなら安心だ。
顔を見たり、脈を見たりで、わかるんですよね。
血液を採取して数値を見なければわからないのは、上医ではありませんよね。
posted by 北杜の星 at 07:44| 山梨 ☁| Comment(0) | ア行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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