2017年11月16日

やまぐちせいこ「ミニマリスト、親の家を片づける」

最近、私の友人がご母堂を老人ホームに入所させるため、住んでいたマンションにあるものを処分し売却するこにした。
家具などは業者に引き取ってもらい、お洒落なお母さんの多量の衣類のほとんどがブランド品だったのが幸いし、これも業者が買い取ってくれたそうだ。
その片付けの奮闘ぶりは傍で聞くだけで、大変だとつくづく思った。
私の場合は、実家を畳むときにはすべてを一括で業者に任せたので、エネルギーは使わなくて済んだが、お金がかかった。
でも遠隔地に住む子や、仕事の忙しい子の場合、それは仕方ないことだ。

でもこの本の著者のやまぐちさんは、上記とは条件が異なる。
彼女たち一家4人は、夫の両親と同居するために、その家の片づけをすることになったのである。
つまり、一切合財を処分するわけではない。必要なものは当然残さなければならないし、処分するにしても親の了解を得なければならない。
この了解を得る、ということがじつは最も難しそうなのだが、強い抵抗に遭うことなく片づけられたのは読んでいてホット下部分。
汚部屋となっていた家全体にはいったいどれだけのモノがあふれていたのだろうか?
親世代は捨てられないという人が多いはず。溜めこんだモノの山、そして時の経過でこびりついた家中の汚れ。。考えただけで気が遠くなりそうだけど、ミニマリストのやまぐちさんはへこたれなかった。
じっくり時間をかけ、部屋ごと、部分ごとに計画を立てて頑張った。

強い抵抗がなかったと書いたが、もちろんなかったわけではない。
人間が暮らしてきた空間には、それぞれの愛着があるはずだからだ。(愛着かあって捨てられないのなら理解できるが、ごわごわの古いタオルなどが捨てられないというのはこれはもう、週間のなせるところとしか言いようがない)。
そんなとき、「人」を変えようとしても変わらないと彼女は言う。
まず「一緒に部屋を片付けることから始めることが大切。そうするうちに親とのコミュニケーションがうまくいくようになり、片付けもはかどるようになっていくそうだ。

家が変わっただけではない。家がきれいになるとそこに住む人間にも変化が起きた。
家がモノにあふれて別居状態だったお義父さんが家に戻って来て、夫婦仲が円満になった。
トイレが汚くて孫が遊びに来てくれなかったのが、来るようになった。
ガレージがすっきりしたら、やまぐちさんの夫はかねてより念願だった移動式カフェを始めることになった。
・・モノを捨て、家がすっきりしたら、ライフ・スタイルまで変化するんですね。
お義母さんが使っていたピンクのコタツ布団、今ではお義母さん自らグレーのモノトーンの布団を選ぶようになったという。

ちなみに、親の家を片付けて出たゴミの総量は約10トンだとか!
それでも、それでも、片付けた後も、義両親の住み続ける部屋にはまた徐々に家具などが増加中らしい
それを辛抱強く見守るやまぐちさん。
けれど、「捨てられる体質」に変わったことはスゴイ変化なのだそうだ。

この家が片付くのなら、我が家だって。。と掲載されている写真を見ると誰もが希望を持つことだろう。
私も力づけられました。ともかく毎日、一日一部屋を重点的に片付けながら掃除しようと、決意を固くしました。
ちなみに今回の衣替えでも、かなり服を捨てましたよ。
本当に似合う服の組み合わせはそんなに何種類もないのだから、いつもその似合う服を着ていればいいのだ。
目標はあのスティーヴン・ジョブ氏です。ジーンズに黒のセーター。いつもそれ。そういうふうになりたいものです。
posted by 北杜の星 at 07:47| 山梨 ☀| Comment(0) | ヤ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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