私はとても気をつけて歯を磨いているのだけれど、それでも「磨き残しがあります」といつも言われてしまう。
でも聞いていると、誰もが同じことを言われているようなので、完全な歯磨きはできないのがフツーなのかもしれない。
この年齢になるとまわりには歯周病で何本かの歯を失ったひともいるが、さいわい私たちには歯周病はないと先生が言ってくれたので一安心だ。
私の幼い頃には虫歯の子どもが多かった。虫歯って寝る頃になると痛むんですよね。
広島の方では歯が痛むのを「歯がうずく」と言ったけど、あのうずきは泣いたものだ。
この本に書いてあるが、明治時代、子どもの虫歯の罹患率は96パーセントだったそうだ。すごい数値である。
それが現在は、子どの虫歯は1本を切っているという。
これは歯磨きいの習慣が根付いたためだ。
朝起きたら歯を磨く、昼食・夕食後にも磨く、そして寝る前にしっかり磨く。
これが虫歯と歯周病予防になっている。
しかしそれだけではない。最近では歯周病は口腔内の問題だけでなく、体全体、例えば心筋梗塞や肺炎、糖尿病などの重大な疾患の原因ともなっているそうなのだ。
歯周病になると細菌が増えて、それが血管を通して体全体に回る。
要介護にならないためにも、口腔内を健康に保つ必要がある。
口腔内の状態を日本人が意識するようになるには、小林富次郎という人の努力があった。
文明開化と言われてもまだまだ口腔内衛生に関しては暗い世の中で、彼は「事業を通して社会に貢献したい」という信念を持ち、歯磨きの重要性を啓発し続けた。
熱心なキリスト者であった彼は事業が成功した後には、「事業収益は社会に奉仕すべき」と社会活動に力を入れた。
学校を出ていない社員には学校に通わせるなどもしたそうだ。
そういうことを書くと、この本がいかにも「ライオン」の宣伝のように思えるが、読んでみるとまったかうそういう印象はない。
日本の歯磨きの歴史いが詳しく述べられていて、とても興味深い一冊である。
歯は大切とは思っていたが、実は歯のことをほとんど知らなかったことに気付かされた。
読ん良かった本でした。
歯科医院でレントゲンを撮りますよね。あれは本当に必要なのか?と疑問がある。
見ただけでは、被せてある歯の内部はわからないかために撮るのだろうけれど、いやだなぁ。
先週行った歯科医院では「2年、撮っていないから」と今回言われてレントゲン室に入らされたけれど、私も夫も二人とも「撮らなければいけないの?」と言ってしまった。
夫婦が同じことをほとんど同時に言うのだから、先生も歯科衛生士さんもたぶん、何か感じただろう。
健診などのレントゲン検査の害って、結構あるんですよ。
WHOでも、むやみやたらにレントゲン撮影いをしていると、癌になるリスクが高くなって、とくに日本ではそれが大きいと最近では言われるようになっている。

